Posted on June 29th, 2014
『小人たちがこわいので』 ジョン・ブラックバーン
(カバー:日下弘/初版 1973) 猫マーク
〈紹介〉
北ウェールズの〈騎士の丘〉で道に迷うと身に不吉なことが降りかかるという。
この民間伝承と、最近続発した不可解な事故や殺人とは関係があるのだろうか。
ノーベル賞医学者夫妻が究明に乗り出すこととなった。
血も凍るオカルティズムを背景に巧妙なサスペンスが展開する。
モダン・ホラーの第一人者ブラックバーンの本邦初紹介!
Posted on June 29th, 2014
『日時計』 クリストファー・ランドン
(カバー:日下弘・永井孝子/再版 1972) 横顔マーク
〈紹介〉
私立探偵ハリー・ケントのもとに、三歳になる少女の誘拐事件が持ち込まれた。
手掛かりはただ一つ、一週間おきに犯人から送られてくる、少女が生きているという証拠の写真である。
ケントは手渡された数葉の写真から、犯人の所在を割り出すよりほかなかった。
誘拐された少女の発見と脱出劇。
スリリングな推理と、意外な結末の醍醐味。
Posted on June 21st, 2014
『殺し屋テレマン』 ウィリアム・ハガード
(カバー:田中一光/6版 1974) 猫マーク
〈紹介〉
セント・クリー島は、島全体が油田となる可能性が見いだされた。
この島を管理するイギリスに対して領有権を主張する隣国の独裁者は、破壊工作員テレマンを潜入させた…。
誇り高き殺し屋テレマンに対する石油男デイビット。
西部劇のような、ふたりの男の宿命の対決。
「第二のイアン・フレミング」といわれるハガードの本邦初紹介作品。
Posted on June 21st, 2014
『百万ドル・ガール』 W・C・ゴールト
(カバー:市川泰/初版 1966) 拳銃マーク
〈紹介〉
三百万ドルの遺産相続人フィデリアは、金の問題をぬきにしても魅力満点の赤毛の美女だった。
しかし彼女の行くところには、つねに殺人のにおいがついてまわる…。
私立探偵ジョー・ピューマは、高利貸しに頼まれてフィデリアと接触するが、たちまち殺人事件に巻き込まれてしまった。
アクションとお色気の横溢する、傑作ハードボイルド。
Posted on June 17th, 2014
『アトランの女王』 J・ギャスケル
(カバー:日下弘・荘司訓由/初版 1973) 帆船マーク
〈紹介〉
有史前、弱小国の《女執政官》を母親に持つキーヤは、十七年間俗界から隔絶されて育ったが、女神としての出生の秘密を明かされ、ある使命を果たすため南方国へ赴くことに。
行く手に渦巻く愛と憎しみ、得体の知れぬ怨念と、言語を絶する死の行軍。
キーヤの使命とは。
天才少女と謳われた女流作家が描く三部作。
『宿命の公女』に改題
Posted on June 17th, 2014
『透明人間』 H・G・ウェルズ
(カバー:S.D.G. 太田英男/7版 1966) SFマーク
〈紹介〉
イギリスの寒村に、ふしぎな男がひとりやってきた。
顔じゅうを真っ白な包帯で巻き、外気に触れているのは鼻先だけという異様な風采。
この男の出現と同時に、村には奇怪な出来事が続出する。
全身透明になれたらという人類の願望をかなえる飛躍を発明した科学者がたどる数奇な運命とは…?
SF史上忘れられぬ、必読の古典的名作。
Posted on May 3rd, 2014
今後のツイート内容に東京創元社へのリンクを貼りたいと思ってます〔中途〕
全くブログでの更新ができていませんが、今日は本家(?)の方の、Twitterの内容に関して報告です。
『赤い館の秘密』 A.A.ミルン (カバー:広橋桂子/39版 1975) 横顔マーク 創元推理文庫 旧装丁bot 創元HP⇒【http://t.co/y9HQMafPCF】 http://t.co/Sd1wmv1jJ2— 創元推理文庫旧装丁bot (@OldSogenBot) May 3, 2014...
Posted on April 3rd, 2014
ジャンル別マークが変更されたタイトルについて
今回は、かなり久しぶりの更新となってしまいました。(とはいえ、そんなにじゃんじゃん書けるようなテーマのブログじゃないって事もありますので…)
今日は、前回までの新刊案内にまつわる話題を離れ、装丁の話に戻ります。
今回のテーマは、「同一タイトルなのに、マークが変わったもの」。botで扱っているものは、ジャンル別に異なったマークが付けられていた時期のもの限定です。
ところでこの「ジャンル別マーク」が、時期によって変更されたタイトルがあることはご存知...
Posted on March 12th, 2014
「紙魚の手帖」~その前日譚(2)(ミステリークロスワードもあるよ)今回の記事は、前々回に一気に書けなかった、「紙魚の手帖」の前日譚=新刊案内の中での「紙魚の手帖」についてです。
前回新刊案内にも版違いがあった? | -oldsogenbotの雑記帳-は、No.1~No.3に当たるものについて紹介しました。
No.3以降はきちんと号数が付くわけですが、今回紹介するのはちょっと番号が飛んでいます。
(拡大画像はリンク先で)
No.3の次に蔵書一斉抜き打ち検査で出て来ましたるは、こちらのNo.1...
Posted on March 9th, 2014
新刊案内にも版違いがあった?前回の続き、「紙魚の手帖、その前日譚?」をすぐ書くかのようで、じらしてしまってますね、済みません。
しかも、そっちが終わってないにも関わらず、今回は一度脱線します。
しかし話題は同じく、創元推理文庫の新刊案内から。
やはりこれも、「蔵書一斉抜き打ち検査」を敢行したときに出てきたもの。
手元に同じ「1976年7月号」の新刊案内が3つ集まりました。
ふうん、ずいぶんあったな、それだけで終わりそうだったのですが、よく見ると、なにか、色味が違うような気がしていました。
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