「紙魚の手帖」~その前日譚(1)

Posted on March 2nd, 2014

「紙魚の手帖」~その前日譚(1) 創元推理文庫が80年代に付録として作成していた、「紙魚の手帖」をご存知でしょうか。 (「し↗みのてちょう」ではなく、「し↘みのてちょう」と読むべきなんですかね?) 正確には、1983(昭和58) 年5月 B4判を八つ折りにした投込付録〈紙魚の手帖〉創刊(─41号、1988年5月)とのこと。 創元SF50周年 | 東京創元社 この「紙魚の手帖」、いつのまにか手元の点数が徐々にですが増えていて、中身も面白いのですが、今回はこれについての記事ではありま...

名探偵の推理 2013年10月16日(水)放送で紹介された画像についての記録

Posted on February 26th, 2014

名探偵の推理 2013年10月16日(水)放送で紹介された画像についての記録 去年10月に放送された番組で、なぜか現行のではない装丁ばかり集めた国内/海外ミステリー本の紹介がありました。 その時にも感想と画像をツイートしましたが、ここではそれを再掲して記録しておきます。 創元推理文庫旧装丁bot@OldSogenBot botじゃない形で失礼します、こんばんは。 ところで、先週「巨匠たちの輝き #3 名探偵の推理」ご覧になった方いますか? 自分は録画しておいたのを見たのですが、冒頭...

広橋桂子について~「4人の箱」から

Posted on February 14th, 2014

広橋桂子について~「4人の箱」 広橋桂子さんという方は、oldsogenbotで紹介する中では、特に目立つ名前というわけではありません。 でも実は、初期のもので点数が少ないタイトルの中では、結構広橋さんの装丁が多いんです。 もっと紹介すべきなのにできていない、というべき存在です。 参照(他のサイトより): チョールフォント荘の恐怖 古本通販【文庫シェルフ】 F・W・クロフツ『フレンチ警視最初の事件』 (承前)|圏外の日乘 とは言え、持っている本の装丁だけを見ても、シンプルな図...

ディクスン・カーのデザイナー名無し装丁(3)「絞首台の謎」の絵は何だ?

Posted on February 7th, 2014

最後の「デザイナー名なし」シリーズは、こちら、「絞首台の謎」です。 「絞首台の謎」 絵柄が、先の「夜歩く」と似ています。 一瞬、同じ絵?と思いました。 単に反転させただけかな、と。 でも、そうではないことは、次の画像を見るとはっきりします。これはまさに、表紙の絵の色を反転させたものです(windowsの「ペイント」を使っただけですが)。 こうすると、違うデザインだってことがはっきりしますよね。建物・人物の基本的な配置は似通っていますが、それぞれの絵柄は異なっています。 そこで、この「元の...

ディクスン・カーのデザイナー名無し装丁(2)「夜歩く」の絵は何だ?

Posted on February 6th, 2014

次に取りかかるのは、アンリ・バンコラン登場作「夜歩く」です。 「夜歩く」 この表紙も、そのまま検索したのではやはり「夜歩く」しか出てきませんでした。 おそらく、この装丁の中の黒い部分が特徴になってしまって、絵そのものの検索ができないのだろうと推測されます。 そこで、次の画像での検索を試みました。 一体誰なんでしょうか、この女性… (歴史に詳しければ、この絵だけでわかることも可能であったことに後に気付くことになります) 【…検索中…】 そして、またもや検索結果に驚愕! 「夜...

ディクスン・カーのデザイナー名無し装丁(1)「魔女の隠れ家」の絵は何だ?

Posted on February 5th, 2014

ディクスン・カーのデザイナー名無し装丁(1)「魔女の隠れ家」 旧装丁botでは、各作品のタイトルと、装丁を担当した人物名を紹介しています。 ほとんどの装丁は担当者がわかるのですが、一部にそういう記載が無いタイトルが存在します。 例えば『ガーデン殺人事件』 ヴァン・ダイン (カバー:記載なし/12版 1969) 横顔マーク なんかもそうです(ただし色違いの「カブト虫」から石垣栄蔵であることは確実)。 それらのデザイナー名が無いタイトルの中で、最も多いのは、ディクスン・カーの作品です。 今回は...

同タイトルで別デザインじゃないものの…細部の違い(1)『オランダ靴の謎』

Posted on February 2nd, 2014

※2013年09月10日(火) のツイートをまとめたものです。 oldsogenbot(twitter)では、同タイトルで別デザインというものも取り上げています。 というより、そういう場合に「別デザイン」を両方とも紹介するようにしています。これらは、各種マークを使っている時期に新旧のデザインが交代した結果がほとんどのようです。 ※それらはまた後日まとめたいと思っているテーマです。一方で、収集をすすめていくうちに、「別デザイン」とまでは言えないものの、同じデザイナーの手によるのに、細部が異...

このブログについて

Posted on February 1st, 2014

このブログについて このブログは、https://twitter.com/OldSogenBotで、「創元推理文庫旧装丁bot」を動かしている私、oldsogenbotのブログです。 創元推理文庫旧装丁bot (OldSogenBot) 「創元推理文庫旧装丁bot」は、現在300点以上の装丁を、6時間毎にツイートするという形で紹介しています。 幸い、同じ興味を持つ方々からフォローしてもらっていますが、いかんせんツイートは流れやすいものなので、このブログを始めることにしました。 twi...

oldsogenbot

「創元推理文庫旧装丁bot」をやってます。そこで紹介しきれない内容を保存しておくために準備したブログ。