Posted on February 7th, 2014
最後の「デザイナー名なし」シリーズは、こちら、「絞首台の謎」です。
「絞首台の謎」
絵柄が、先の「夜歩く」と似ています。
一瞬、同じ絵?と思いました。
単に反転させただけかな、と。
でも、そうではないことは、次の画像を見るとはっきりします。これはまさに、表紙の絵の色を反転させたものです(windowsの「ペイント」を使っただけですが)。
こうすると、違うデザインだってことがはっきりしますよね。建物・人物の基本的な配置は似通っていますが、それぞれの絵柄は異なっています。
そこで、この「元の...
Posted on February 6th, 2014
次に取りかかるのは、アンリ・バンコラン登場作「夜歩く」です。
「夜歩く」
この表紙も、そのまま検索したのではやはり「夜歩く」しか出てきませんでした。
おそらく、この装丁の中の黒い部分が特徴になってしまって、絵そのものの検索ができないのだろうと推測されます。
そこで、次の画像での検索を試みました。
一体誰なんでしょうか、この女性…
(歴史に詳しければ、この絵だけでわかることも可能であったことに後に気付くことになります)
【…検索中…】
そして、またもや検索結果に驚愕!
「夜...
Posted on February 5th, 2014
ディクスン・カーのデザイナー名無し装丁(1)「魔女の隠れ家」
旧装丁botでは、各作品のタイトルと、装丁を担当した人物名を紹介しています。
ほとんどの装丁は担当者がわかるのですが、一部にそういう記載が無いタイトルが存在します。
例えば『ガーデン殺人事件』 ヴァン・ダイン (カバー:記載なし/12版 1969) 横顔マーク なんかもそうです(ただし色違いの「カブト虫」から石垣栄蔵であることは確実)。
それらのデザイナー名が無いタイトルの中で、最も多いのは、ディクスン・カーの作品です。
今回は...