『幸いなるかな、貧しき者』 ハドリー・チェイス



(カバー:辻修平/初版 1971) 猫マーク


〈紹介〉
カルヴィンはピッツヴィルの小さな銀行に支配人代理として赴任してきた。
彼は週に一度、地元の四つの工場などに支払われる給料三十万ドルの現金を一晩保管する立場にある。
行員は彼と女行員の二人きり。
カルヴィンはこの金を盗むために綿密な計画をめぐらした。
三十万ドルにかける男の妄執と、待ち構えていた破滅への道標とが交差する。